2012年12月13日木曜日

「最近の若い人」


 「近頃の若いもんは・・・」という非難めいた言葉が数千年前の古代エジプトの文書にもあるという話を聞いた時、ユーモア大賞をあげたいような話だと、こみあげる笑いを禁じえませんでした。

 最近、若者論がかまびすしいですが、無下に「なっとらん」と切り捨てるのも(自分の若い頃を思い出せばそんなことできるはずがないでしょう)、逆に「かわいそう」の大合唱もどちらも違うのではないかと思います。いつの時代の若者もおそらくそう違わない気がします。

 先日購入した大きな家電を運んできた二人組の若者は、礼儀正しく、きびきびと手際よく家電を設置し、見ていてとても気持ちの良い青年でした。思わず「お仕事がんばってください!」と応援したくなりました。

 昔と今で唯一違うことがあるとしたら、昔の大人は若い人をまともに相手にしませんでしたが(だからこそ若者は早く大人になりたかったのです)、今の大人は若者を理解しようとしすぎることくらいではないでしょうか。