2013年4月1日月曜日

「紅春 20」

 夏か冬かと言われれば、りくは断然冬が好きです。柴犬の毛はダブルコートで皮膚が見えぬほどびっしり生えていますから、夏は大変です。一度もう日が傾いたから大丈夫かと散歩に連れて行ったら、熱中症の症状を引き起こし、あわてて帰ってエアコンの風に当てて事なきを得た経験があり、あの時はどうなることかと思いました。

 冬は雪の中でも大喜びで跳ね回っているのに、家の中に入ると途端にいつも一番暖かいところに陣取るのです。一つ心配になるのはストーブの目の前にいることです。赤ちゃんの時はファンヒーターを使っており、熱風がものすごい勢いで出てくる真ん前に顔を向けているので、いつもすぐお尻を向け直していたのですが、気がつくとまた熱風を顔に浴びているのでした。

 今は昔ながらの火の見える石油ストーブを使っていますが、同じく真ん前に陣取っているので、頭を触ってみると熱くなっています。人間が同じ位置に顔を置いてみるととても長くはいられません。


犬が好きでやっている以上、心配はないのかもしれませんが、鼻がカパカパに乾いていてもいいのでしょうか。これだけはどうしてもわかりません。