2013年4月29日月曜日

「紅春 24」


 真夜中にりくの吠える声で起こされました。夜中に吠えるのは私の知る限り初めてのことです。いつまでも止まず、「ううーっ。」とうなりながら落ち着かない様子。春のこの季節、原因は猫です。近所迷惑でもあるので、兄がりくの猫退治に同行し二人で出かけて行きます。あとで聞くと、玄関先に堂々と猫がおり、りくの縄張りを荒らしていたのでした。

 また、私がいない時に、朝方吠えた時もあったそうで、父が見に行くと猫が5匹もそろって家の前でミーティングしていたとのこと。父曰く、
「あれじゃ、りくが怒るのも無理はない。」
そんなわけで、寝不足のりくは昼間ぐったりしています。両手で鼻を抱え込むようにして寝るのは、柴犬の特徴でしょうか。春はりくにとって心休まる時がない季節でもあります。