2013年1月31日木曜日
「毎日の過ごし方」
「毎日何やってるの?」と聞かれると困ってしまいます。夏休み中の小学生に「毎日何やってるの?」と聞くのと同じです。「夏休みの友」と「自由研究」さえ終われば何をやってもよかったあの懐かしい日々・・・。団塊の世代の大量退職で定年後の過ごし方に注目が集まっていますが、「何かをしよう」という意気込みや「何かをしなければ」という焦燥感には違和感を感じてしまいます。そんなに気合いを入れなくてもやることは山ほどあるのではないでしょうか。
勤めていた時も一日24時間では足りなかったのですが、それ以上時間があっても体力がついていけないという点では24時間で充分でした。今は急かされないぶん一つ一つのことに時間をかけられるので、逆に時間が足りないと感じ、しかも体力の余裕も出てきたので一日24時間以上あってもいいなと思います。
小学生と違うのは、「夏休みの友」と「自由研究」がさほど簡単には終わらず、好きなことばかりもしていられないことです。体調を維持すること、きちんと生活すること、できるだけ家族と過ごすこと、その他これまでなおざりにしてきたことが多く、余った時間で好きなことをするという程度です。
それでも、毎朝あまり変わりばえのしない生活が始まるはずなのに、起きるのがうれしいというのはありがたいことです。最高の贅沢と私が感じるのは、その日やるべきことがおおかた片付いた夕刻、西日の差し込むまだ明るいうちにお風呂でゆったりすることです。これは勤めている間は絶対にできないことでしたので、今でもまだほとんど背徳的なうしろめたさを感じてしまうほどです。