あれはなんだったのかと思うことがあります。高校時代、文化祭が2回しかなかったのです。理由は国体が県内で開催されるのでマスゲームの練習に時間を取られるからでした。その代り、なぜか全校生で映画「追憶」を見ることになりました。バーバラ・ストライサンドとロバート・レッドフォードのあの映画です。
学校に帰って、ホームルームの時間に出た感想は、
「レッドフォードの魅力が感じられなかった。」
「女の人は素敵だったけど、男の方はどこがいいのかわからなかった。」
「女のさがを感じました。」
というのが大半でした。担任は大学を出たばかりの女性の英語教師でしたが、ほぼ同意見でした。この映画を見たからというのではありませんが(時代の違う映画で、例えば「プリティ・ウーマン」だったらどうだったでしょう。いや、やはり大ブーイングか、それ以前に選択肢としてあり得ないか。)、さっきの感想を聞く限り、ここは・・・「負け犬」養成所のようではありませんか。