2013年5月27日月曜日

「ホームベーカリー」


 パンがおいしいのはやはりドイツです。何の変哲もない丸パンが何故こんなにおいしいのかと思うほど、噛めば噛むほど味が出る、たぶん水が違うのでしょう。日本のベーカリーもおいしいですが毎日というわけにもいかず、普段はパン焼き器、いわゆるホームベーカリーで焼いたパンを食べています。以前聞いた機内食の話と同じで、パン工場にバイトに行っていた若者がそれ以後菓子パン類を一切食べなくなったという話を聞いてから、市販のパンを口にできなくなってしまったのです。そのため実家用にも一台購入しました。

 いつもはごくシンプルに、強力粉と全粒粉で焼くだけですが、朝、焼き立てをいただけるので十分おいしいです。水を入れ忘れる、イーストを入れ忘れるといった大失敗もありましたが、もうすっかり慣れ上手に焼けるようになりました。当たり前です、私ではなく機械が焼くのですから。

 時にはブリオッシュやココアパン、チーズなどの具入りのパンを焼いたり、残り物のご飯を加えてもちもちにしたりもできます。また食パン型だけでなく、こねが終わった時点で取り出し、麺棒で伸して黒ゴマはちみつペーストやシナモンシュガーを塗って巻き込み、渦巻き模様のパンにしたり、あんこを包み込んだ団子状の生地を2段重ねにして四つこぶ駱駝にしたりして楽しめます。キッチン用電化製品は購入しても結局使わなくなってしまう物が相当あるのですが(フードプロセッサーがいい例です。)、パン焼き機は大活躍です。父に「パン屋になったのか。」といやみを言われるほどです。材料が形になるのがいいですね。