2013年11月26日火曜日

「ドイツに住む柴犬」


 柴犬好きな人は多いようで、私が朝行く大きな公園でも犬の三頭に一頭くらいは柴犬です。皆とても穏やかに飼い主と散歩しています。ネット上でも柴犬のブログは非常に多いようですが、私がつい見てしまうのは、二頭の柴犬セナとアスカと共にオランダ人の夫とドイツで暮らす女性のサイトです。(タイトルは「柴犬とオランダ人と」。 この両者が併記されているのがまずすごいです。)

 ほとんど画像で構成されていて犬はともかく旦那がこんな全開で出てて大丈夫なのかなと思うのですが、臨場感満載で面白いことは確かです。ウィットに富んだ方らしく、キャプションが絶妙。二匹が、「狐です。」「狼です。」と言って登場したりします。ドイツで柴犬を見たことはありませんでしたから、間違われるのでしょう。

 また、背景に書き込んである犬の気持ちがわかりすぎて、「あ~、こういうことある。」と爆笑してしまいます。犬の殺処分に反対するデモの場面の街並みを見た時、「あ~、フランクフルトだ~。」と、カタリーナ教会 Katharinenkircheやツァイル(Zeil 大通り)の風景がとても懐かしかったです。

 新しいソファを買った翌日のブログ
セナがつぶらな瞳で、「セナ、わんこだからソファに乗っちゃいけないって言われるの。」
(背後には日本昔話のテーマソング「いいな、いいな、人間っていいな。」の文字が躍っている。)
ソファに寝そべったオランダ人の夫が、腿のあたりをパンパン叩いている画像に、
「パパのお膝があいてるよ。」というキャプション。
セナとアスカは遠巻きに見て、「からんできたわ。」「面倒ね。」と話している。
そのうちパパがセナを捕まえて、
「せっかくみんなで座れるように大きなソファとカバーも買ったんだから、犬が乗れないのはおかしい。」
と言って、ソファ解禁。
セナは「パパ、ありがとう。」と言って、ソファに跳び乗ってパパの額ををぺろぺろ舐めている。
アスカも無理やり抱き上げられてしまいますが、ちょっと苦手なのか「ほんと、もう勘弁なの。」というキャプション。

 これが笑わずにいられましょうか。ドイツにおける犬のしつけとは真逆でしょうが、こんな育て方にどっぷりつかって楽しんでいるヨーロッパ人もいるとわかってホッとし、ついヘルベルトがいたら楽しかっただろうなと思ってしまいます。