私が帰省している時といない時とで、対応が変わるりくのしつけとしては「外から帰ってきた時の足の洗い方」があります。普段はぬれ雑巾で足を拭くだけで家に入れているようなのですが、私がいる時は必ず水道で足を洗うようにしています。これも子供の時からきちんと慣れさせておけばよかったと思うことです。いや、軽々抱き上げられる子犬の頃は足を洗っていたのですが、だんだん重くなるにつれて足拭きに移行していったというのが真相です。
りくにはいつも
「姉ちゃんが来たからには足を洗わないと家に入れないんだよ。」
と言っています。すでに10キロはあるりくを抱っこしたまま、まず後ろ足を水道で洗い、それから流しのふちに後ろ足で立たせて、体はしっかり支えながら前足を洗います。とても不安定な姿勢なのでりくは足を洗うのがきらいなのです。
他の家人と散歩に行って戻って来た時、勝手口に私がいないようだと思うと、りくはそのまま入ろうとしますが、たいていは待ち構えていて
「そうはいかないんだよ。悪い生活から足を洗ってください。」
と言って抱っこします。りくは
「あー、見つかっちゃった。」
というふうに仕方なく足を洗います。