2013年10月13日日曜日

「紅春 36」


 りくは父と過ごす時間が長いので対応の仕方を一番よく心得ています。説教が始まると場所を移動し、馬耳東風と聞き流します。「(散歩に)行くぞ。」と声が掛かると勇んで勝手口に馳せ参じます。父が台所に立つときは時々行って監督します。(食が細い割には、自分に関係のある物が調理されているかどうか気になるようです。)

 時には「今忙しいから、自分で工夫して遊んでなさい。」という高度な課題が課せられることもありますが、それなりに理解しおもちゃ箱からその時々の気分でおもちゃを選んで遊んでいます。私が父と言葉でやり取りするとつい言いすぎて、お互い気まずい思いをすることがありますが、りくは本当に賢いなと感心します。見習わなければと思うことがしょっちゅうです。