2013年9月4日水曜日

「刺繍の終わり、編み物の始まり」


 テーブルセンターのレース編みは無事終わり、最後に別糸でレースに模様を入れるという画竜点睛の部分は先生にお願いいたしました。これはこれで満足で達成感がありましたが、レース編みのかぎ針を探しているうち、段ボール箱に入った編み物用品一式が出てきました。しかも編み物の本数冊とともに20数年前に編もうと思って購入したらしい毛糸玉十数玉も一緒です。これはもったいない。毛糸の色から何を編もうとしていたのかも思い出し、20数年ぶりに編み始めました。編み方は手が覚えていましたが、編み図の記号は忘れています。引き返し編みや身頃の剥ぎ方などはおぼろげな記憶しかありませんが、表から見て変でなければよしとしました。

 取り組んだ課題は首の部分にボタンの付いたセーターですが、4段ごとに引き上げ編みのある模様でした。これは間違わなければ難しくありませんが、間違えに気づいた時、メリヤス編みのように部分的にほどいてかぎ針でチョコチョコっと直すことが私にはできません。また、袖ぐりの部分で減らし目をしているうち、模様の合わせ方がなんだかわからなくなってメチャクチャになってしまいました。何度も編み直しし苦労しましたが、まあ許せる状態に編み上がり、20数年ぶりで眠っていた毛糸が息を吹き返しました。

 難しい課題にあえて挑戦しようとは思わないのですが、編んでみたいと思うのはすべからく素敵な編み込み模様や絵柄なので、やはり一筋縄ではいかないようです。まもなくバザーの季節がやってきます。子供用のセーター一着くらい編みたいのですが間に合うでしょうか。