2013年7月1日月曜日

「マンション点検日」


 よそのお宅にお邪魔すると、皆さんきれいに住まわれていてすごいなと思います。年に一度の配水管清掃と火災報知器点検の日は私にとって憂鬱な日です。業者とはいえ人様が来るのですからそのままというわけにはいきません。何日か前から掃除・片づけをしていくのですが、その時点ですでに気分が沈んでいきます。普段が普段なので一挙にとはいかず、場所を限定して毎日ちょっとずつ掃除・片付けをし、当日に備えます。

 当日は、ベランダの非常ベルの点検があることを思い出し、窓のシェード(室内にある鉢植えの日よけです。)をはずしたり、絨毯部屋の家具の脚の下まで掃除機をかけたり(フィルターの取り替えが必要なほど埃を吸い込みました。)、流しの周りのものを作業の邪魔にならぬように離れた場所に移したり、半端な時間では済みません。年末の大掃除より大変な日なのです。

 客人の場合は一室だけきれいにすればいいのでまだ楽なのですが、点検日の場合、火災報知器は各部屋にあるので、片づかないものを一室に押し込むという通常の安易な解決法を採れないのがつらいところです。しかし、この日がなければ年に一度も掃除されない場所があることも確か。ものは考えよう、この日を我が家の大掃除の日として、きれいになったことをよしとしよう。