2016年4月17日日曜日

「紅春 84」

 私がいない時、兄は仕事とりくの世話で大変だろうと思います。普段より早く起きてりくを散歩させなければいけませんし、仕事がたまっていてもある程度の時間で切り上げて帰宅し、待っているりくの世話をしなければならないからです。だいたいまず散歩に行って外につないでから食事を作るようですが、これが自分の食事はいい加減なのにりくには結構ちゃんと作ってやっているようなのです。しばらくは私が買って使い切れなかった肉類が冷凍庫に残っており、胸焼けして外の草を食べたりするといけないので野菜も採らせたいと考えて、野菜炒め等を作ってやってドッグフードに混ぜてやっているのです。

 先日私の調子が良くなかったときに、兄はりくに食事を作ってやると言って調理を始めたのですが、ふと見ると私が買っておいた国産牛肉を使おうとしているではありませんか。思わず「それはダメ~、こっちにして。」と鶏肉にしてもらいました。危ないところでした。アメリカ産、オーストラリア産ならともかく、もう少しでめったに買わない国産牛をりくに食べられるところでした。翌日肉じゃがにして、りくにもおすそわけしてあげましたが、狭量だったかしら。