りくの寝顔に見とれてしまいます。スースー寝息を立てていたり、ゴロンゴロンと寝返りを打って仰向けに寝ていたり、たまにピュークククク(怖い夢でも見るのか?)とうなされていることもありますが、いつ見てもりくの寝ている姿はかわいくて、これを見られるのは飼い主の特権です。
最近私は例の座卓とちゃぶ台のベッドに寝ているため布団にあがれないりくは夜やってこなくなり、お互いゆっくり眠れます。こたつにりくの寝るくぼみを作ってあげているので、りくはこたつの余熱で温かいはずです。
いつもは私が起きる頃(冬はまだ暗い時間です)、りくも茶の間でスタンバイしていますが、たまに具合が悪い時はりくが起こしに来ても、「ごめんね。今日姉ちゃん散歩行けないから。」と言います。りくにはわからないので、ガシガシ布団の上まで手を出してきて可哀そうになります。「一人暮らしの人は病気の時大変でしょう」と思われがちですが実は逆なのです。東京では具合が悪くても好きなだけ寝ていられるのでほっとします。私の体調不良は時間の長短はあってもほぼだいたい睡眠をとることで元通り回復します。
猫の夜泣きなどでりくが落ち着かず、しかたなく兄がりくと夜のパトロールに出かけた日などは、私が朝起きてもりくがまだお休み中ということもあります。そんな時は台所で朝食の用意をしているうちに、りくが「寝坊しました。」という顔で、きまり悪そうにもそっとやってきます。
「おっ、りくおはよう。今日も元気。」
と言って一緒に朝の散歩に出かけます。