2015年12月21日月曜日

「クリスマスピラミッド」

 先日日比谷公園にクリスマスマーケットが出たと聞いて、ふうんと思ったのですが、そこにあるクリスマスピラミッドはドイツから職人さんが来て立てたものとのことで俄然行きたくなってしまいました。行ける日程が限られていたので無理かなとも思いましたが、翌日友達と行くことができました。
 内幸町の方の入り口から入ってすぐ、クリスマスピラミッドとクリスマスマーケットのテントが見えました。私が冬のヨーロッパを訪れたのは一度のみ、その時の寒さに懲りて以後行っていなかったので記憶が相当薄れていたこともあり、クリスマスピラミッドが想像以上に大きなものであることを再認識しました。クリスマスツリーとメイポールの合体形といったあんばいの素朴な木製の装置で、メルヘンチックな人形や動物がゆっくりくるくる回っている、いかにもドイツらしいものでした。ヘルベルトとクリスマスマーケットを訪れたのは夕方だったのでしょう(ドイツの冬はもう午後3時半頃から暗くなる)、イルミネーションがとてもきれいで幻想的と言ってよいほどでした。たぶんここも夜の方が美しいのでしょう。一番の違いはコートもいらないくらいの暖かいクリスマスマーケットだったこと。

 土曜日だったので人出が多く、屋台は客をさばききれない文化祭の出店のようでした。列の短い屋台に並んでファストフード(これすなわちソーセージを中心とする食べ物)を味見しましたが、直輸入には違いないもののこういうものはやはり現地で食べるのが一番です。小ぶりのニュールンベルガーとかカレーヴルストとかがあるとよかったな。クリスマスマーケットにはかかせないグリューワイン等のアルコールを出している店は結構ありましたが私は飲めないし、スイーツ系のお店がほとんどなかったのが残念でした。というわけで、最後は銀座まで歩いて(といってもほぼ新橋にある銀座ウエストは数分のところです。)お茶して帰りました。クリスマスピラミッドが見られて大満足でした。