2015年5月7日木曜日

「除染後の庭」

 昨年12月に地区の除染が行われました。母が植えた草花も多かったので残念だったのですが、樹木以外は泣く泣く根こそぎ除染をお願いしました。除染後に帰省した時、地面から緑色のものはいっさい消えて土と砂だけになっていました。表土はすべてこそげ取られ埋められたのです。空き家になっている隣家の庭はいつも雑草が茂り放題でしたが、見事に何もなくなっていました。なんとも味気なくがっかりしましたがいたしかたありません。りくが砂を持ち込まないように家に入れる時手足を念入りに洗わなければなりませんでした。

 3月に帰省した時驚いたのは、つくしんぼがぞっくり生えていたことです。今は青々としたスギナになっています。自然は強いとつくづくおもいました。花の季節が来て、諦めていたヒヤシンス、水仙、チューリップもほんの何輪かですが花お咲かせたのには大感激でした。こうなるとこれから夏に向けて雑草取りが待っているのは覚悟しなければなりません。手が掛かるというのは生命あるものの宿命なのですからこれはよいことなのです。