2015年5月11日月曜日

「短期記憶の危機」

 このところ認知症に関わるニュースを聞かない日はありません。先日は盗難にあったと訴える老婦人をを成年後見人がなだめている場面を見て未来の自分の姿かもしれないと思いました。今でさえ立った拍子に何をするんだったか忘れたり、ついさっき聞いたばかりのことを思い出せなかったりと、とみに不安を感じることが頻発しているのです。女性の方が男性より惚け(この言葉に蔑視や揶揄は含みません。)やすい気がするのですが、これは女性の方がながいきだからかもしれません。

 少しでも自分の発症の時を遅らせるため私がしていることは、記憶や思考にほんのちょっとだけ負荷をかけるということです。無理をすると続かないのでほんのちょっとしたことです。都バスの路線開拓とかワードの小技を増やしていくとかゲーム性と実益を兼ねたものです。パソコンのキーボード操作のコマンドも増やしていきたいのですが、飽きっぽいしマウスを使った楽な方法についついながれてしまいます。

 いつもはバスの中でパソコンを使わないのですが、今回音が漏れないようにイヤホンをしてほぼ音声頼みで原稿を書いてみたら結構問題なく使えました。音声入力だと酔わないというのも新しい発見でした。しかしサービスエリアでのバスの集合時間が何時何分だったか自信がなかったり、トイレにバッグを置き忘れそうになったり、ぎょっとするようなことが起き、これでは本末転倒だと反省。あれは他のことに気をとられたゆえの現象だと思いたい。 記憶にとどめたいことはだいたい書いたし、ブログも終わりにしてもいいかなあと思う一方、「いやいや、これもボケ防止の1つ。」と思い直したりしています。