りくにも夏休みをということで兄の車であづま運動公園に遊びに行きました。獣医さんに行くのではないとわかったらしく、車の中で窓に張り付いて外を見るのに大興奮。右、左、後ろと片時もじっとしていません。目的地に着いたらさらに興奮し、ふかふかの芝生の上をずんずん進んでいきます。お盆の真っ最中で人は少なく、手綱を離しても支障なく好きなように歩かせてやりました。30分ほど歩き結構疲れましたが、りくは元気いっぱいでした。持って行ってよかったのはなんといっても水筒。父が病院で使っていたものですが、カップに水を入れてやると飲むわ飲むわ、これがなければ大変でした。
いったん車に戻り、民家園の駐車場へ移動。民家園はりくは入れないので兄とお留守居してもらいました。兄は何度か来ているので私だけ入園、といっても無料なのは驚きでした。江戸時代から明治にかけての福島県北地方の民家を中心に、芝居小屋や商人宿等10棟ほども復元されており見ごたえのあるものでした。特に旧広瀬座という芝居小屋は圧巻で、これで舞台が中央にせり出していたら、エリザベス朝の白鳥座みたいだとぞくぞくしました。イベントとして時折、実際に歌舞伎の公演や映画上映会が開かれているようで一度見てみたいものだと思ったほどでした。りくと兄が待っていると思うと全部は見学できなかったので、またゆっくり来ようと思いました。
外に出て見回すと兄とりくがベンチで休んでおり、りくは私を見つけて手綱をつけたまま跳んできました。いつものように一か月ぶりの再会かと思われる歓待です。それから、子供たちでにぎわうアスレチックフィールドを通って、妖怪伝説のある室石を見て帰宅しました。たくさん歩いたのでおなかが減ったらしく、りくはその日の夕飯をたんと食べました。いつもの3杯ほどなのに、ドッグフードにベーコンのトッピングで5杯をぺろりとたいらげました。りく、今日はいい夏休みになったね。