燎原の火のようにコロナ・ウイルスの感染者が広がっています。緊急事態宣言にお構いなく活動する人がいる一方、人員・医療品不足が深刻化する医療現場からの悲痛な叫びが聞こえています。6月に二度目のワクチン接種が済んでいるという高齢者が感染して亡くなったとの報道もあり、「自分の身は自分で守る」ことを改めて呼びかけられています。
結局のところ感染症に対峙するには免疫力を上げるしかないのですが、これは普段の生活における「食事・睡眠・運動」を高いレベルに保つという地道な努力によって成し遂げられるものです。感染症にかかった人の多くが「だるい」という症状を意識しますが、これは血液中のリンパ球の数が減少していることを示しているのでしょう。この辛さはよくわかります。私の持病もだるさが半端ない病ですが、いつもリンパの値が大変低く、これまで努力の甲斐もなく改善が見られませんでした。
コロナ以後は開院時間まで病院に入れないところも多いのではないかと思いますが、先日の通院でそれを忘れて早く着いてしまい、開院時間まで並んで立って待てるか心配だったのですが、比較的元気で乗り切れました。そう言えば最近、暑さにもかかわらず横になっている時間が減っている気がしていました。すると驚いたことに、その日の検査の結果ではリンパ球の値が急上昇していることがわかりました。「リンパ球が多いと体がこんなに楽なのか」という実感です。医者も不思議がっていましたが、私にも原因はわかりませんでした。これまでもできることは全部してみても改善はなかったのです。
①食事は野菜中心、大豆、卵、動物性タンパク質、乳製品をバランスよく摂り、発酵食品、海藻類、きのこ類、果物も欠かさない。主食はご飯(金芽米)、パンや麺類は一日一食までにする。
②早寝早起き、疲れたら休む、無理をしない。
③雨でなければ、早朝の公園までウォーキングを含め小一時間の運動をする。
そうやってなんとか体調を維持してきたのですが、それでも画期的な変化はなかったのです。急にリンパ球の値が改善したわけはわかりませんが、まさかと思うことがあります。通院まで数週間ずっと、大好きな福島の桃ジュースと友達が手作りした美味しい梅ジュースを飲んでいたことです。熱中症対策の水分補給の一つとして、お茶やコーヒーと同じように飲んでいただけなのですが、何かそれまでとの違いを挙げるとしたらそれしか思い当たりません。多分偶然なのでしょうし、自分の体にいい物は一人一人違うのかもしれません。自分でも半信半疑ですが、相性のいい食べ物が見つかったのならうれしい。睡眠と運動はこれ以上変えようがないと思うので、今後も様子を見ながら、免疫力を上げる食事を探していけたらいいなと思いました。