帰省している間、りくにこき使われています。朝は午前3時頃から断続的に何度もやって来ます。散歩に行きたくて仕方ないのです。今は午前4時くらいには空が白んでくるので、諦めて散歩に出かけます。りくは極めてシャキッとして、意気揚々と出かけます。ちょっとの匂い情報も逃すまいと、くんすかくんすか真剣に嗅ぎながら歩いています。普段の様子からすると、いかに「意欲」というものが生物の行動の基盤となっているかを実感します。
一方で、最近はお風呂に入れるのが本当に大変になっています。前回、8分くらいも我慢できず大騒ぎだったので、今回は手順と方法を変えて5分を目指しました。まず、
①バケツにシャンプーを溶いておき、
②シャンプー水を掛けながらさっと洗い、
③最後に風呂桶に入れてお湯で流す。
これで最初に風呂桶に入れてお湯で体を濡らし、一度出してシャンプーで泡立てるという手間を省略できます。いい考えだと思い、実際5分でできたのですが、りくは②からすでに唸り声を上げ、③ではほとんど小狼の咆哮状態でした。
りくの体を拭いて茶の間に行かせ、風呂場の掃除を終えた時には、「外に行きたい」の猛攻撃が止まりません。体を乾かすために外に繋いでおきたいのはやまやまですが、まだハーネスもしていないのに勝手口にすっ飛んで行き、すでに上がり框の下に降りています。こういうことは今までなかったことです。完全に暴走老犬化しています。その後、様子を見ながら草むしりをしていると、りくはすっかり落ち着いて好々爺然としていましたが、もはやどちらが本性なのかわかりません。歳を取って頭の回路が切れやすくなっていることは確かでしょう。