夏はりくにとって受難の季節です。下毛が薄くなったとはいえダブルコートなのですから、暑くてどうしようもありません。まだ1才にならない初めての夏、夕方5時頃散歩に行きたいというので連れて出てみたら、過呼吸を起こして即抱っこして帰り、冷房の風でなんとか回復したということがあったのです。私が在宅の時はいいのですが、そうでない時兄は誰もいない時にとんでもない事態にならぬよう、りくのためだけに茶の間の冷房をかけて仕事に出かけるそうです。部屋が涼しいとりくは外も涼しいと勘違いして散歩に行きたがりますが、盛夏の今は夕方6時でも「まだ暑くて行けないからね。」と言い聞かせなければなりません。
りくの大敵はほかにもいます。散歩から帰るとしばらく外に置き、ある程度満足させてから家に入れますが、この時は蚊取り線香を焚いてやります。風向きもあるのでどれほど効果があるかわかりませんが、一応気休めです。あの煙自体は犬にとってもよくないのでしょうが、外で遊ぶ時の決まりごとと思っているのか、嫌がることはないようです。