2014年7月14日月曜日
「紅春 47」
最近私は、父が使っていた和室を寝室としているのですが、必ずりくがやってくるので自分の布団のわきにりくの毛布を敷いて寝床を作ってあります。これはなかなか良い方法で、りくは時々私の足元の布団の上に乗ってこようとするのですが、「だめです。」と言うとあきらめて自分の寝床にすごすごと戻ります。
夏の朝はだいたい5時半頃起きて支度をし、りくと散歩にでます。先日気配を感じて目を開けたらすぐ上にりくの顔が・・・。それから前足で肩をポンポン叩かれたので、
「まだそんな時間じゃないでしょ。」
と言って時計を見ると20分の遅刻。もうそんな時間だったのです。いつだってりくが正しい。
外出するとき、茶の間と和室の襖はだいたい閉めておくのですが、帰ってくるとたまに開いていることがあります。たまたま家に寄った兄が、「りくがカシャカシャしていたので開けてやった。」とのこと。外出するとき私は必ず
「行ってくるよ。お留守居頼むね。」
とりくに声を掛け、りくも私が勝手口から出ていくのを見ているのですが、そのうち、「ひょっとしたら和室にいるのではないか。」と思い探すようなのです。
そういえば、父がいた頃りくは、
「りく、カシャカシャじゃなくて、ノックはトントンってするんだよ。」
と言われていたっけ。お父さん、それはりくには無理でしょうが。