2019年12月22日日曜日

「大掃除とお片付け」

 大掃除の季節ですが、私の場合はすでに終了しています。マンションの消防点検・排水溝清掃の時期に合わせて、6月と12月の第一週にやってしまうからです。大掃除とかお片付けとか聞くとどうしても笑ってしまう友人の話があります。郊外から都心に引っ越す時、もうすでに都心で暮らしていたので前のマンションの片づけがとても大変だったという話です。仕事があるため週末しか片付ける時間がなく、またなぜか彼女が一人で一家分の片づけをすることになったため、片付け専門の業者を頼んだそうです。何週間か通って一緒に片づけ(というか処分)をしていったのですが、或るとき時次週の予定を決めようとして、業者に「今日で終わりにしましょう」と言われたというのです。おそらく処分量が業者が予想していた量をはるかに上回っていたため、業者もさじを投げたらしいのです。私も片付けられない質ですが、これはすごい話だと爆笑してしまいました。こういう気の置けない友人がいると、たまに家でお茶する時多少ちらかっていても「床が見えてるなんてすごい」と褒められてしまうのですから、楽ちんです。

 片付けといえば、友人から最近聞いた話もあります。フルタイムの仕事があり、子育てや家事もしている超多忙な人ですが、ついに家の大掃除・片付けを思い立ち、二人の手伝いを頼んだというのです。この時手伝いに見えたのは二人とも40代くらいの女性(いわゆるおばさん)で、和気あいあいで片付けていったとのことでした。昔の手紙や子供たちの学校の作品類もたくさん出てきて、作業する中で処分するかどうか聞かれ、
「手紙は、川辺野さんのはとっておいてください。他の人のは名前を言ってください」
「川辺のさんの手紙、多いですね。筆まめなんですね」
という会話があったそうな。筆まめなのは彼女の方で、いつもさらさらと返事を書いてくれていたなあという印象です。それにしても、私には瞬間的な決断力がないので、私が片付け作業をするなら他人に助けを頼むのは難しく、一人で「う~ん」と悩んで唸りながら処分していくことになりそうです。

 作業の途中で出てきたジグソーパズルをぶちまけてしまい、子供たちとやり直したという話もあり、そこからの連想でなぜかテレビドラマの話が出て、ずいぶんと話は転々と移り変わり、最後は「家族論」になりました。家族同士の会話はなんというか中身を問題にするなら本当にくだらないことばかりなのですが、家族以外とはとてもできないようなくだらない内容の連続こそが家族を成り立たせているもののようです。お互い相当言いすぎていても翌日にはケロッと忘れていられるというのも家族ならではです。家族に関しては、「おはよう」「いただきます」「ごちそうさま」行ってきます」「ただいま」「おやすみ」等の挨拶ができていればなんとかなるんじゃないかなというのが結論です。