昨年あたりから散歩中たまにあう子柴ちゃんがいます。定年退職されたと思われる飼い主にかわいがられているようで、その頃まだ1歳にならない子犬でした。この子はりくとそっくりの顔をしています。柴犬なのだから当たり前だろうと思われるかもしれませんが。そうではないのです。八重丸君などは同じ柴でも種類が違うのではないかと思うほど、体系も顔つきも違いますし、例のドイツに住む柴犬アスカとセナも全く顔つきが違います。
さて、この子柴ちゃんは結構気合を入れてしつけをされているようで、昨年まだ半年ほどの頃だったでしょうか、なぜかすれちがうとき「伏せ。」のコマンドが出ていました。伏せて待たせる意味がわかりませんが、まあ訓練だったのでしょう。たぶん家ではちゃんとできているのでしょうが、そこは散歩道。いろいろな人や犬が通ります。子柴ちゃんは一瞬伏せてすぐ立ってしまい、ご主人様は「あれ、しないな。」などとつぶやいていました。
しかし、今では立派な若犬になり堂々としてきました。コマンドが出ると草原や道端でしっかり伏せて待つが定着しています。また、ご主人と脇目も振らず歩いている動じない態度に感心しました。で、一方りくはと言うと、この犬に気をとられて落ち着かない様子。「こんな小さい子に完全に負けた。」と一瞬動揺しましたが、心のどこかで「でも、りくはこれでいいもん。犬じゃないんだから。」と思っています。