2016年5月4日水曜日

「紅春 85」

父が亡くなってからうちに客人が見えることはほとんどなくなりましたが、それでも町内会関係やガス機器の点検等で人が来ることはあります。一番多いのは私が頼むネット通販の配送ですが、こういった人の来訪に関してはチャイムが鳴る前にほぼ100%察知することができます。りくが家の前に止まった車や足音を聞き分けて、吠えて知らせてくれるからです。ほんの数秒でも早めに誰かが来ることを知ることができると、何とはなしに心の準備ができるので思った以上に役に立ちます。

 チャイムが鳴って廊下をいく時りくも必ず一緒についてきて、扉をあけて対応すると二、三回ワンワンしますが、この時は吠えると言っても喜んで吠えているのです。よく荷物を配達してくれるヤマトさんでは、想像ですがうちに柴犬がいることを知っておられるのではないかと思います。先日はいつもと違う青年が来ましたが、「あっ、この犬か・・・。」と小さな声で言ったので荷物の仕分け等をしながら話にのぼっているのかもしれません。それから、「触ってもいいですか。」と言ってりくをなでていきました。宅配の方には本当にお世話になっているので、「りく、あなたのご飯とおやつですよ。『いつもおいしいもの届けてくれてありがとう』って言ってください。」と挨拶させています。