2015年2月4日水曜日

「冬の朝を乗り切るには」


 もう何年も毎年のことなのですが、1月、2月、3月は私にとって憂鬱な月です。寒いし、年度末で様々なことが終わりに近づいて落ち着かないし、レントの季節でもあるし…といったせいもあるのですが、一番の原因はおそらく日照時間が短いことにあるのです。

 朝起きるのも弾みが必要で、夏の明るい朝が恋しくなります。こういう時は習慣の力を借りるしかなく、私の場合は起きて走りに行くのがその原動力になります。目覚ましはかけておらず、起きたら行くことにしていますが、年のせいか目覚めが早いのでだいたい5時前後に出かけます。朝運動しないと一日全然運動しないことが自分でよくわかっているので、天気が悪いか朝早く出かける用事がある時以外は行くと決めているのです。

 早朝は交通量がほとんどないので道も安全で、日中だったら公園にたどり着くまで倍の時間はかかるでしょう。信号もまだ点滅式の時間帯だったりします。暗い中を行くのは好きではありませんが、公園内はライトが明るく適度に点灯していてなんだかきれいです。夏ならジョギング中にだんだん白んでいく空が得も言われぬ美しさなのですが、冬は家に戻るまで暗いままです。さすがにこの時間に公園に来ている人はあまりいませんが、いつも同じ数名の散歩者とすれ違います。あたりはとても静かで月が清かに輝き東京にしては星も見えて、これはこれでよいものです。行く前は気が重い日もあるのですが、帰ってくると爽快で「さあ、今日も一日始まるぞ。」という気分になれるのがこの習慣的行為の効能です。