2014年3月7日金曜日

「父を送る」

 今思うとパソコンの不調と父が倒れたことは無縁ではなかった気がします。パソコンは父の病状に合わせるかのように重篤な状態になっていき、私はパソコンを用いた活動をすっぱりやめ、心安く父のことだけに集中できるようになりました。 あとのことはどうでもいいことでした。

 父は1月中旬に倒れ、通院検査の後1月下旬に入院し、きっかり3週間後に亡くなりました。入院中の個々の出来事、いやそれ以前にさかのぼる父との様々なやりとりを思い返すと自分の言動で悔いが残る部分がありつらいものがありますが、大局的にみて神様の恵みの御手の中にあったことは疑いありません。

 何よりも最期の三週間を父とともに過ごせたこと、また福島教会に籍を移して2年近くなり、会堂がないなかでも牧師先生と教会員の方々の温かい計らいの中で福島教会から父の葬儀を出すことができたことは神様の慈しみでした。早期退職はこのときのためであったと深く感謝いたしました。

 葬儀から10日ほどたち、2ヶ月近く空けていた東京の自宅にいったん戻りました。満杯になった郵便受けやすでに期限を過ぎている雑務を片づけた後、夕方早い時間に床につきこんこんと眠りました。たまった雑務を片づけ、やっとパソコンも修理に出せましたが、直るまでにだいぶ時間がかかるようなので間に合わせのパソコンを購入し今使っています。少しだけ父のことを書いておこうと思っています。