1.鉄製蓋つきグリルパン
「今年の」と言っても、私が知らなかっただけで既に多くの方に使われている製品なのでしょう。電子レンジは別として、ガスを使う調理には、大きく「焼く・炒める・煮る・蒸す」等の方法があり、これまで調理器具として、焼き網・フライパン・鍋・蒸し器等くらいしか使ってきませんでした。焼き魚は普通コンロ下に付属しているグリルを使いますが、臭いが出るのでこれまで東京ではやったことがなく、帰省した時しか食べられませんでした。焼き魚用の電気ロースターもあるようですが、私の台所には置き場がないほどの大きさです。そこから検索するとコンロ付属のグリルで使うグリルパンがヒットし、購入することにしました。いつも調理器具を買う時は半分以上期待外れを覚悟していますが、このグリルパンは大正解でした。以下はそのメリットです。
(1) ガスコンロ付属グリルのスペースを利用しない手はありません
ここに入るサイズの鉄製蓋つきグリルパンを選んだので、使用後の収納場所に困りません。陶器製のもありましたが、①鉄製である、②蓋が付いている、③ハンドルが付いている、の三点から商品を決定しました。そのメリットは、①熱伝導がよく壊れない、多少焦げても気にならない、②料理によって蓋が付け外しでき、蓋つきで蒸すと食材がふっくらし、臭いを抑えられる、その後に蓋を外して焦げ目がつけられる、③他の多くはミトンで取り出す仕様でしたが、やけどが恐くてハンドル付きはありがたい、といったところでしょうか。
(2) 魚はもちろんですが、肉や野菜を入れて蓋をして焼くだけで、素材の美味しさを味わえることが分かりました。特に肉がふんわり焼けるところはフライパンとは明らかに違います。
(3) この商品の気を付ける点はただ一つ、「中火」以上にしないこと」です。このことは取扱説明書にくどいくらい書いてあるのですが、なぜか添付されているレシピの冊子には「強火で焼く」と書かれているため、レヴューに記載された不具合はこの間の齟齬に起因するようです。この点は製品に合わせてレシピの方を書き改めるべきでしょう。強火で焼いてはいけません。鉄製なので使用後、洗った後は水気を拭きとり油を塗っておく等の手入れは必要ですが、とにかく手軽なので困った時のグリルパン頼みになりそうです。
2.耐熱ガラスの保存容器
これまで下ごしらえした食材や調理した料理はタッパーで冷蔵庫や冷凍庫に保管してきましたが、重いというハンディはあるもののガラスの容器がよいかと思い、サイズ違い8点セットの蓋つき耐熱ガラス保存容器に買い換えました。以下、利点です。
(1) 400℃の耐熱ガラス
料理を小分けにして保存し、必要な時にそのままオーブンに入れることができます。
(2) 汁物OKの保存容器
容器が密閉できる蓋付なので、横にしても中身が漏れないとのこと。故意にやったことはありませんが、今まで鍋ごと冷蔵していた汁物も気軽に保存でき、場所をとらず、冷蔵庫内が整理できます。
(3) 中身が一目瞭然、重ねて使える利便性
タッパーでも半透明で或る程度中身の区別はできましたが、ガラスだとさらに明瞭で、欲しいものがすぐ取り出せます。うまく冷蔵庫の棚の高さに合わせているようで、二段重ねもちょうどよくでき、冷蔵庫が広くなった感じです。
(4) 蓋の開閉が容易な空気孔の存在
保存時の温度によっては蓋が外れないほど密閉しますが、空気孔が付いているので問題なく開けられます。
よく考えられた保存容器で、1セットあるとなにかと重宝します。気を付ける点があるとしたら、当たり前ですが直火で使わないこと、蓋をしたまま電子レンジやオーブンにいれないことでしょう。コロナ禍で自粛生活が長くなり、調理についてまだ改善点があるとわかった年でした。ちょっとしたことですが、利便性が上がると気分も軽くなります。