2021年11月6日土曜日

「紅春 191」


 秋晴れのよい気候の日が続いています。日が短くなってきているので、早朝の散歩も5時以降になり、普段よりずいぶん寝坊できて助かっています。この頃りくはできるだけ近くにいたいと思うらしく、寝ている間に定位置のこたつの場所から移動して、私がベッドから足を下ろすと生暖かいしっぽを踏んで、「ひゃっ」と飛びのくこともあります。もし気づかずに踏んだらと思うとぞっとします。

 兄に聞いた話で、朝方不穏な鳴き声がするので飛んでいくと、廊下にお尻をペタンとつけてちょっと変なお座りのポーズをしながら、兄の顔を見つめて鳴いている・・・。そのまま抱き上げて外へ連れて行くとおとなしくなったとのことでした。「家に入れる時、拭いてやったお尻が痛かったのかな」と兄は言っていましたが、恐らくそうではないでしょう。一人目覚めてなんだか急に寂しくなったのではないかという気がします。

 この頃、福島とは思えぬほど穏やかないい天気なので、りくを遊ばせながら庭木の剪定や庭掃除をしています。一段落して家に入る時、大抵りくは「まだ外にいる」と言うので、お水だけそのまま残してりくをおいておきます。静かにしているなと時々のぞきながらしばらく過ごし、「もういいだろう」と外に出るとりくは私の顔を見たとたんに「ハアハア」と声を上げ、「暑いよ、家に入りたい」と猛アピール。確かに外は暑いくらいなのですが、何といっても11月です。「自分で外にいるって言ったんでしょ」と声を掛けつつりくを取り込みながら、「これは甘えが度を越しているな」と認めざるを得ません。子供返りしているのかもしれません。