ふっとりくを見て、思わず「じさまになったな」としみじみ感じます。全身になんとも言えない「じさま感」が漂っているのです。俳優なら「いい味出してる」と言われそうな風情です。私の見るところ、じさまの特徴はいくつかあります。
1.じさまは姿勢がなんか変
動きが緩慢なのは仕方ないのですが、以前はあまり見たことのない姿勢で長時間いることがあります。体はあっち、顔はこっちという、どう見ても楽ではない見返り美人みたいな姿勢で、じっとしたまま長いこと動かずにいたりします。大丈夫かな~と心配になるのですが、辛ければやめるはずなので、きっと大丈夫なのでしょう。
2.じさまはだいたい目をつぶっている
そもそも一日の大部分を寝て過ごすのですが、起きている時も目をつぶっている、もしくは目に動きがありません。見えていないのだから当然かもしれません。何かの加減でスイッチが入って活発な動きを取り戻す時は、目にも生気が宿って全然違う顔つきになります。
3.じさまは決断できない
りくは以前、その場でクルクル1~2回廻って座る場所を決めていましたが、今はクルクルの回数が増しています。「そのへんでいいよ」と、こちらはもどかしく見ているのですが、なかなか決まらず延々とクルクル廻っています。一度など台所で用事を済ませて5分後くらいに戻ったら、まだゆっくりとクルクルしていました。
しかし、これはりくだけのことと笑っていられません。「りくの振り見て我が振り直せ」ってことだなあと思わされるものの、歳だから直らないと思うのです。しかたないよね~。りく、今年も爺さまと婆さまで仲良く暮らそうね。