2021年1月12日火曜日

「仕事始め?」

  ここ二、三日憂鬱だったことを覚悟して片付けることにしました。私の一年は確定申告から始まります。これをしないことには特に医療関係で必要な対処ができないのです。数字というか金銭関係は本当に苦手で、これまでは必要書類を抱えて税務署に行き、順番で当たった担当の方におんぶに抱っこでやっていただいていました。私がやると、まず画面が見えないし、音声ソフトも入っていないので遅々として進まず、見るに見かねた職員がほとんどやってくださっていたのです。しかし今回は、昨年中に「e-Taxであなたもできる」という詳細な案内が税務署から送られてきて、これ以上ご迷惑をかけるわけにはいかないと思いました。確かに私のような来訪者にかかりきりになっていては他の仕事ができないでしょう。

 必要書類を収入と支払いに分けて机に並べ、確定申告のサイトへ。間違いがあってはいけないので、特に記入先の分類に気を付けながら書き込みました。念のためいちいち「詳細はここ」のボタンをクリックして読んだので、不明なことは何もなく「フムフム」と頷きながら進めました。ちょっと迷ったのは寄付の送り先の分類で、社会福祉法人がどこに分類されるのかでしたが、これも落ち着いてよく読めば説明がありました。自分の中では同じ括りに分類されていても、片方はNPO法人だと確認できたことも収穫です。いざとなったら電話も・・・と考えていましたがその必要はなく、とてもよくできたソフトでした。

 全体として、プリントアウトされた昨年の書式が助けになりましたが、やはり細かい変動があるので丁寧に確認。もともと件数が少ないのでそんなに時間がかかるはずはないのに、何しろ時々コーヒーブレイクを取りながら必要部分を全部音声で読んでいったので、2時間半くらいかかりました。税務署の職員さんなら30分の仕事です。やり方を覚えていれば、来年はもう少し早く仕上げることができそうです。最後に「送信されました」と「受け取りが完了しました」を確認した時は思わず脱力。その先にアンケートがあり、このソフトを褒めてあげたい気持ちは十分あったのですが、そこをクリックする気力はもう残っていませんでした。国税庁様、申し訳ございません。