2020年2月26日水曜日

「やっぱりね」

これまでの経緯

2006年 
スマトラ沖地震を受け、経済産業省原子力安全・保安院が東京電力をはじめとする電力会社との勉強会で、大規模津波による原子力発電所の全電源喪失の可能性を指摘。(後に国会の福島原発事故調査委員会に参考人として出席した勝俣東電会長は「聞いていない」と発言)

2011年
東日本大震災発生 福島第一原発、全電源喪失により炉心溶融

2013年
IOC総会で2020年東京オリンピック開催決定
IOC総会における、世界へ向けての安倍首相の発言
「(福島第一原発の)状況はコントロールされている。」(最終プレゼンにて)
「汚染水は福島第一原発の0.3平方キロメートルの港湾内に完全にブロックされている。」(ノルウェーIOC委員の質問に答えて)
東京五輪招致委員会竹田理事長の発言
「東京は福島から250キロも離れているから安全」(IOC総会開催地ブエノスアイレスでの会見にて)


新国立競技場をめぐるごたごた
エンブレム盗作疑惑と再コンペ
大幅予算超過見通し
舛添都知事の不適切な公金利用問題
もりかけ問題が明るみに出、それに伴う公文書改竄事件起こる


2018年
フランス司法当局、東京五輪招致にまつわる贈収賄疑惑で竹田理事長の事情聴取を開始(ル・モンド誌)

2019年
英紙「ガーディアン」、日本の招致委員会によるラミーヌ・ディアク前国際陸連会長の息子の関連会社への2億2300万円支払いを報道
*ラミーヌ・ディアクはロシア・ドーピング疑惑もみ消しで収賄疑惑の渦中にある人物、息子は国際陸連から永久追放
*仲介は電通、シンガポールのダミー企業に振り込まれた金が上記息子の関連会社に転送されたことが判明

竹田JOC会長退任表明、併せてIOC会長も辞任

桜を見る会事件明るみに出る

2020年
新型コロナウィルス感染拡大
市中感染の様相、世界各地への拡大、パンデミックのおそれ
「IOC委員、五輪中止の判断は5月末と発言」と報じられる


 国中に動揺が広がっています。無辜の人々の嘆きが聞こえてきます。想像もしなかった成り行きですが、ここ十数年におこなった我が国の悪事の数々を突き付けられると、納得もします。こういうの、昔の人は天罰って言ったんでしょうね。同じ国に住んでる以上、手のきれいな人はきっと一人もいない。それは世界中どこでも同じでしょう。ずっとずっと長い間、「認めない」、「許さない」と叫んでいたとしても、それだけでは駄目なのでしょうね。そういう意味では平等かな。