2020年2月18日火曜日

「紅春 152」

寝ています。安心しきって寝ています。一日のほとんどを寝ています。起きているのはもはや、寝疲れた時や寝るのに飽きた時だけです。そうするとおもむろにやって来て、お座りにて「散歩の時間です」をアピール・・・。こちらに選択肢はありません。いかなる場合もやっていることを中断して散歩に赴くのです。


 りくの生活のペースが乱れるのは私の帰省直後です。最初の晩は午前3時頃からこちらの様子を何度も見に来ます。鼻をフンフンならしたり、体をブルブル振るって音を出して「ここにいるよ」と自分の存在を知らせながら来るのです。時計を見て「まだ早いよ」と撫でてやってから帰すのですが、その時の顔は真ん丸めんめでうれしさに輝いています。普段は相当のオヤジ顔なのに、この時ばかりは子犬だったころの顔になっているのです。これは脳が活性化している証拠? それはそうだわな、いつもは昼間一人きりだから刺激がないのだと納得。やはり月に一度は来てやらないと、りく寝たきりになっちゃう。