秀逸と思ったのは、「字引く書なり dictionary 」で、意味まで覚えられるとは、やはり昔の方の作品はキレが違う。「かっけー! Super cool!」ですね。本当かどうかわかりませんが、昔の外交官の試験では、
“ Oh, my much match care of no sort.”
のような文に応えるという問題が出たとのこと。解答例としては、
“Wash a car, Nick. What a tale! Why not?”
なら合格でしょうか。
「お前待ち待ち蚊帳の外」 — 「わしゃ蚊に食われているわいな」
先日、友人から「キリン」というお題での作品を書いて何かに応募するという話を聞いて、一つ思い出したことがありました。中学にはなっていたと思うのですが、母が子供の頃読んだという絵本か何かの話をしていて、「キリンの次郎は…」と言ったことがありました。
「キリンの名前って『じろう』って言うんでしょ?」
「キリンの名前?」
「キリンは『じらう』とか『じらふ』とか・・・」
「・・・お母さん、それ、giraffe なんじゃない?!」
「キリンって giraffe って言うの?」
辞書を引いて確認、二人で大笑いしました。「じらふ」と「giraffe」は発音が相当違いますが、昔の人はこうまでして英語を覚えようとしたのかと思うと、その遊び心はなんと健気で可憐なことでしょうか。