2017年9月21日木曜日

「アスカちゃん 逝く」

 9月16日付のブログ「柴犬とオランダ人と」にアスカちゃんが亡くなった知らせがありました。それまで毎日のように更新されていた記事が三日ほど更新がなかったので、もしやと案じておりましたが「やはり」でした。支えてやらないと立てなくなったり、食事がうまく飲み込めなかたり、午前中昏々と眠って意識がないようだったりという様子を毎日読み、段々と病状が悪くなっていくのを知るのはそれなりに辛かったのですが、飼い主に比べれば何のことはありません。りくに毎日「アスカちゃん大変なんだよ」と伝えながら、りくが元気でありがたいと思ったものです。

 犬を二頭飼っている場合、先にいた犬が年を取って弱っていくと序列が交代するという話をよく聞きますが、セナちゃんの場合はそんなこともなくて本当によかったです。寝そべる場所にしてもおもちゃにしても、それまで何でもアスカに譲ってきた(譲らなかったのはママの隣の場所だけ)セナですが、それは最後まで変わらなかったばかりでなく、アスカに寄り添って過ごしたという話に慰められました。セナース(ナース代わりのセナ)が、「夜勤でしたの」と言って青い顔して登場したのはごく最近のことでした。一日中寝ていたアスカが夜11時過ぎにトイレに行こうとして庭に出たものの、そのまま意識を失ったので家に戻し、午前2時半頃再びトライしてトイレを済ますことができた、そして朝5時に大きな発作があり等、ご一家の暮らしの大変さは察するに余りありました。その後、血尿の記事があって「永眠」のタイトルで短いお知らせが出たのは間もなくのことでした。最後の何日間かは眠っていることが多く苦しんだ様子はなかったようですが、今は痛みも苦しみもなくなったことに、飼い主さんも悲しみよりほっとする気持ちが強かったようです。りくのときはどうなるのかなと思いつつ、老犬の介護は独りでは無理なので、とにかく『自分が元気でいなければとあらためて気が引き締まりもしました。

* その後、比較的眠った状態で苦しまなかったのは最期の三日間以前のことだと知りました。最期の三日間は飼い主さんも「もう一度選べるなら安楽死させる」というほどの苦しみがあったようで・・・。自分にとって子供のようなアスカを殺せないと思ってしたことですが、判断ミスだったと書いておられました。アドさんが布団にくるまったまま、床でアスカの脇に寝ながら見守っている様子がなんとも言えない悲しみをそそります。すべて終わりました。ゆっくり休んでください。