今年参ったことの一つは、集合住宅の管理組合の理事が廻ってきたことです。輪番制だからいつかは順番になるのですが、ここ二年その順番表が出ていなかったので不意打ちを食らった感じでした。役職決めでは、不在にすることも多いため、一番これといった仕事のない副理事長にしていただきました。皆こうしたことに不慣れな者同士でしたが、わからないなりになんとか船出しました。
ところがです。理事会が動き出して一か月ほどで、理事長が倒れられ入院されるという非常事態となりました。すぐに復帰できる状態ではなく、また他にも理事会に出られない方もいて、理事会自体が成員不足で流れてしまうという困難な状況となりました。もう一人の副理事長は昨年からの継続の方なので、理事長代理として奮闘されていますが、私も一応同じ立場なので大変なことになってきたのです。しかも今年は、大規模修繕5年目点検や長期修繕計画の見直しの年に当たっており、その仕事の質と量において到底今の理事会で対応できるものではなく、時間的にも間に合わないように思われました。他にも様々な通常業務があるのです。とりあえず大規模修繕委員をされた方にお話を伺いに行きましたが、それだけで頭がくらくらしました。以前の資料を一緒に見つけ出し、理事会耀に必要文書をコピーするだけで丸一日かかりました。そのうち、往復生活の中で無理がたたって体調を崩し、万事休す。「私の助けはどこからくるのか」と思いつつしばらく寝たり起きたりの状態でした。若干回復してから今後の方策を考えなければと、何日かぶりでパソコンを開けメールチェックをしたところ、驚きの知らせが! 理事長代理の要請に応じて、理事会業務の引き継ぎに来てくださったことのある元理事や大規模修繕委員の方々が現状を案じてくださり、援助の手を差し伸べてくれることになったという知らせでした。私が伏している間にまるで小人の靴屋のように働きがなされ、大きな問題が解決されていたのです。もちろんその方々にはひたすら感謝ですが、何より「確かに、私の助けは天地を造られた主から来た」という思いが強く、神様に心から感謝致しました。とはいえ、他の問題を含め今後も課題山積の理事会です。助けは必ず来ることを祈って進まなければなりません。