最近日常的によく行く場所として真っ先にあげねばならないのは郵便局です。青色申告用の領収書が必要なので、事業所の商品発送する時はポストに投函ではなく郵便局にいくのです。おかげで郵便事情にはずいぶん詳しくなりました。
1kgまでなら定形外がよいが、1kgを越えて2kgまでだと大きさと宛先地域によって定形外かゆうパックを適宜選択することになります。ゆうパックはとにかくできるだけ小さくパッキングするのがこつで重さは気にしなくてよい。最近話題のレターパックはすぐれもので、A4までの大きさで平たく(3cm以内に)梱包できるものなら一押しです。重さにも宛先地域にも関わらず全国一律料金なので、福島から近畿以西への発送には最強と言えるでしょう。「『レターパックで現金を送れ。』はすべて詐欺です。」と大きな赤字で書いてあるのは笑えますが、問題の深刻さの表れです。
郵便関係の情報サイトでこんなものまであるのかと感心するのは、ポストの集荷時間を検索できるサイトです。東京では結構頻繁に集荷があるからよいのですが、福島では場所によって1日1回しか集荷がなくそれを逃すと丸1日遅れてしまうのです。すぐ近くのポスト同士でも集荷時間が大幅に違ったり、ローソン前のポストは別なのか集荷回数が違ったりするので、郵便収集車のルートまでなんとなく読めてしまいおもしろいです。
福島では24時間対応している本局まで自転車で20分かかるのですが、発送するまで落ち着かないので雨でなければ集荷時間に合わせて本局まで行くことがほとんどです。(ただし夜は行かないようにしています。一度やって地方都市の夜の暗さが身にしみました。) 東京の自宅からは本局まで自転車で数分なのでとても楽ちんです。夜10時でも朝5時でも平気です。
郵便が届かなかったことは一度もありませんし、近畿まででも2日あれば届くというのは考えてみればすごいことです。これは先進国においても決して当たり前のことではなく、むしろ例外的なことなのです。ゆうパックにしても宅急便にしても、期日指定や配送時間の細かい指定が普通にできるのは、海外ではまずありえない驚異的なことです。例えばドイツと比べても格段に優れた配送サービスであり、この正確無比な配送システムを、本当は目もくらむような贅沢なサービスだと自覚すべきなのです。そういうわけで、家に配送の方が見えると私はつい丁寧に、「お仕事ご苦労様です。」と挨拶してしまいます。