2023年12月12日火曜日

「炊飯器」

  炊飯器に関しては、これまではとにかく少量炊きでと考え、1.5合炊きの可もなく不可もなくという製品を使っていましたが、急に「美味しいご飯が食べたい」と思い立ち、新しい炊飯器を購入することにしました。最近はいろいろな会社が新製品を世に出しているのでしょうが、私にとって炊飯器メーカーと言ったら、猛獣の顔(昔より可愛くなってる?)のマークで有名なあの会社しかありません。さっそく必要十分な機能を持つ3合炊きが届きましたが、実家にある5.5合炊きと同じシリーズなので使いやすいです。

 ご飯の炊きあげ方として、「白米」、「極うま」、「エコ炊き」、「冷凍ご飯」、「無洗米」、「早炊き」として6種類に分かれています。実家では炊き分けるということは皆無で、いつも「白米」で炊いていましたが、今回私がまず試したのは「冷凍ご飯」です。冷凍用に特化した炊きあげ方とはいかなるものか興味深かったのですが、「時間をかけて給水し、べたつきを抑えてふっくら炊き上げる」と書いてあります。確かに、給水時間は「白米」より15分以上、炊飯時間は「白米」より10分以上長いようです。これより給水時間、炊飯時間とも長いのが「極うま」で、給水時間は「白米」の2倍、時間をかけて加熱することで、甘味・旨味・粘りを引き出すとのこと。この炊きあげ方で炊くと、確かにお米一粒一粒がつやつやと立ち上がっている状態で炊きあがります。してみると、ご飯を美味しく炊くこつは給水と炊飯を十分時間をかけて行うことだと分かります。「エコ炊き」、「早炊き」はまだ試しておらず、お米の炊きあげ方に命を張って研究・開発している方々には申し訳ありませんが、私の鈍い舌では炊き上がりの明確な区別は望むべくもなく、「白米」、「無洗米」でも十分美味しいと感じます。さすが炊飯器メーカーです。

 さて、これまで使っていた小ぶりの炊飯器ですが、もちろん捨てるわけはありません。これは少量のパン焼き、惣菜の調理に極めて便利だと分かりました。これまではホームベーカリーでこねたパン生地を小分けにしてフライパンで焼いていましたが、このクッカーに入れて焼くと、かわいい円柱形のパンがきれいに焼き上がります。焦げ色を付けるため、途中で一度さかさまにするひと手間を入れるとなお良いようです。また、高温になり過ぎずにじっくり加熱する炊飯器に特徴的な機能により、肉じゃがやスペイン風オムレツなどはとても美味しくできます。これはガスや電子レンジを使用して他の調理をしながらできるので、調理器具がもう一つ増えたことになります。放っておいても電気だから安心です。まだまだレシピを調べて、特に煮込み料理を試してみたいです。あとは、土鍋が大中小とそろっているので、これで冬の調理用具は万全と言ってよいのではないでしょうか。