これまでいろいろな植物を部屋で楽しんできましたが、この何年かは多肉植物で落ち着いています。ほとんど水やりが要らないので、家を空けても平気なのが有難い。さすがに夏の暑さは強烈で、三分の一くらいは駄目になりましたが、あとは何とか生き残り寒い冬も頑張ってくれています。これまでの鉢は、銘月、ミリナエ、淡雪、久米の舞、カネノナルキ、黄麗、育ちすぎのエケベリアでしたが、これにふさふさした薄緑のカランコエと高貴な色合いの花束のようなブロンズ姫が加わりました。家にない品種が入荷するとつい連れてきてしまいます。姫、これからは私めがお守り致します。
というわけで、植物が窓際の大きなテーブルをかなりの程度占拠していたのですが、これを機に恒例の部屋の模様替えをしたい気分になりました。家具は増やさないときめているのであとは配置の問題、テーブルを縦から横向きにしたり、数センチのデッドスペースを有効利用したりしながら、窓辺の手押しワゴンの上に鉢植えの大部分を移動できました。どの鉢もぷっくりした姿が可愛らしくてたまりません。毎朝「おはよう」と言いながら指で触れて少し刺激を与えるようにしています。昼間燦燦と陽光を浴びると、めいめい大きく伸びをしている様子にこちらもうれしくなります。安心していられたのは、冬でも暖かい東京のマンションのおかげです。全国の気象情報で仙台・福島が今季最低のマイナス8.6℃だった時も、東京の自宅は12.6℃でした。立春が過ぎたとはいえ、東北はまだまだ寒い。もうしばらくは実家の玄関に一鉢だけある鉢植えの状態にやきもきしながら過ごすことになりそうです。