6月末からあり得ないほどの暑さになりました。段々熱がこもっていくのか、昨日は東京も37℃。救急車のサイレンを聞きながら「無理もないわな。この状況で働いている方は本当に偉い!」と心から思うのです。とても朝しか外出できず、7時の開店直後にスーパーに行くと、すでにレジにはペットボトル1本、おにぎり2個などを手にした出勤前の勤め人の列が・・・。二、三日分の食材でかごを一杯にした私は思わず、「お急ぎですか。先にどうぞ」と後ろの方に順番を譲りました。その若い方は「ありがとうございます。もう電車の時間で・・・」と駆けて行かれました。お仕事をしている人はとにかくエライ。こういう方々が日本を支えているのです。
昨年小部屋にもエアコンを取り付けておいたのは正解でした。今は供給不足と聞いています。この猛暑でエアコン無しは、冗談抜きで死に直結すると思います。電力不足問題もあるので、ひと時に付けるエアコンは一台だけと決め、29℃に設定。でも他から入ってくると「寒い」と感じるほどの外の暑さっていったい…という感じです。全国では40℃越えの地点が多発しており、大地が、海洋が、大気が、すなわち地球全体が叫んでいるがごとき様相を呈しています。ウォーキングに行く早朝4時でも汗ばむ気温ですが、大きな森林を擁する公園に近づくと、100m前からでも冷気が伝わってきます。森林の力はすごい、人間には作れない自然のエアコンです。
帰宅して朝のうちにすることはラジオ体操と料理です。というより、火を使う調理は暑すぎて朝しかする気になれない。あとは調理せずに食べられ、食中毒の危険が無いもの、買い置きができるもの(チーズや納豆)で補っています。食べられるうちは大丈夫と思い、好きなもの、食欲が出るものだけ食べていますが、常備菜の一例は冷やしたみそ汁、冷やした高野豆腐、玉ねぎと人参だけのカレー、きゅうり、かぶ、大根などのぬか漬け、なすの煮浸しなどです。麺類も朝のうちゆでておくと、あとがとても楽です。日中ショッピングモールや図書館に行く方も多いと思いますが、私の場合、そのわずかな移動でも不安があり、また感染症も心配なので、ひたすら家で読書、時々水浴びをして過ごしています。三食昼寝付きのいい身分です。
太陽光パネルと蓄電池は今まで家の窓辺の内側に置いていましたが、夏場は陽が高くなり庇から差し込まなくなるので、一度がんがんに陽の当たるベランダに出してみました。すると一日で九分目まで充電され、太陽の威力を見せつけられました。陽が出ないと駄目ですが、これを利用しない手はないでしょう。全世帯が可能な限りの面積を太陽光蓄電に用いたら電力不足も解消されるのではないでしょうか。電力問題は「解決されては困る人々」がいることが一番の問題ですね。