今年、福島の冬は寒さと雪が例年に増してしんどいようです。りくも散歩をしたがらず、ほんのちょっとしか歩かないと兄から聞き、矢も盾もたまらず、とんぼ返りでりくの顔を見に帰りました。案の定、主要道路以外はかなりの雪が残り、りくの散歩にも影響を与えていました。家の近くの十字路に作業員さんが立っており、ガガガガというすごい音が聞こえてきたので、「除雪車ですか?」と尋ねると「そうだ」とのこと。有難い! しばし通行止めになっても、やがて地面が黒々と見える状態になるのは本当にほっとします。
りくはなかなか自分から散歩に行きたいとは言わないので、なだめすかして連れ出しましたが、歩いていると少しは調子が戻るようです。ただ、車の来ない土手はまだ雪に覆われており、りくの関心の的「お友達情報」の臭いが道端の植物から嗅げないのも、いまいち散歩に出たがらない理由かもしれません。そのうち、陽の当たる側の土手の橋は雪解けが早く、横並びではなく一列になって歩けば歩きやすいことがわかりました。後ろ手に綱をもって私が先になり、りくは後からトコトコついてきます。同じ道を"行って帰って"という単調な散歩のため、確かに面白みに欠けますが、脚力をつけるためには仕方ありません。りく、今日は3キロ歩いたね。今回はすぐ帰らなきゃいけないけど、今度また来るから。暦から言っても春遠からじ・・・、雪が無くなっているといいね。