2021年2月9日火曜日

「見方を変えれば」

 出来事1

 立春が過ぎたとはいえ、ここ何日か15℃を越える暖かさでした。こうなると昨年の猛暑が思い出され、気の早い私はもう夏のことを考えて何とかしなければという気になります。考えるだけなら自由なので、制限を設けずに思いを巡らせてみます。

夏だけ避暑地に避難しようか、いや最近の暑さは長い時は2~3カ月は続くからそんな贅沢はできない。夏涼しい土地にごく小さな小屋でも建てて自炊にしてはどうか、いや、そんな体力があるはずない。涼しいところというのは人里に遠くインフラの整備も大変だし、周囲に買い物に行くお店もないだろう。第一、住まいの終活をしなければならない時期に、増やしてどうする。土地・建物には固定資産税がかかる。うまくはいかないな・・・。

出来事2

暖かさにつられて公園を歩き、橋を渡っていつも行かない側に降りてみると、なんとドッグランがあるではありませんか。小型犬用と中・大型犬用の柵に分けられて、小型犬の方は5匹ほどが中を駆け回っています。飼い主さんも中にいるからリードをはずして大丈夫なのでしょうか。他に犬がいたら私はりくを放てないな~などど思いました。中・大型犬の方は一頭だけでしたが、走り回ってはおいしそうにゴクゴク水を飲んでいます。思わず、「りくどうしてるかな~」と思いを馳せます。


 まもなく福島との往復生活は丸9年になりますが、福島教会のこと、父のこと、りくのことがあったため、一カ月に最低1週間、年末年始は2週間近く福島に滞在してきました。体力的に結構きついなと思ったこともありましたし、実際、夏の草むしりや冬の寒さ、雪掻きは大変です。しかし、夏は暑いと言っても東京の暑さとは違いますし、朝晩はまあまあ涼しい。大変な冬もありますが、暖冬だった時もあったっけ。何より宿泊料が無料で、自分の予定に合わせて泊まれる。いつもりくに会えて遊び放題。自炊を中心とする家事はあるけど手抜きでも文句は来ないし、りくにかずけて掃除も適当。

 ってことは、まさかと思いつつ、この生活はそんなに悪くない? これはポリアンナ症候群ではなく、「物は考えよう」とも違い、純粋に様々なっ事項を比較考量してみた結果と言ってよいでしょう。「行かねばならない」と思うから負担になるのであって、「そろそろ遊びに行くか」という気分で行ってみればよいのではなかろうか。兄とも疎遠にならずに済んでいるという、結構大きなおまけもついてるし。うーむ、考えてもみなかった結論にちょっとびっくり。東京の夏はどうするって? とりあえずハンディ扇風機を買いました。