2020年11月3日火曜日

「紅春 167」

 

 このところ、家の真後ろの土手の芝刈りをしています。夏の間は敷地内の草むしりで手一杯でしたが、よい季節になったので始めてみました。少しずつ草が土手の道を侵蝕していくのを気にしてはいたのです。3日目になってもまだまだきれいにならないのは、一つにはもう何年も手を付けずにいたこと、もう一つにはここが笹薮だからです。鎌や鋸を試して、結局料理用のハサミで切るのが一番とわかりました。芝刈りというより柴刈りかも知れません。

 ここはりくのいるところからは少し離れているので、切り取った笹を捨てに運ぶ時しかりくからは見えません。そのため時々鳴いては私を呼ぶのでなかなかはかどりません。まだ八割くらいしか刈り込んでいませんが、前よりはっずっとよくなりました。通るとき挨拶をしてくれる人がいるので、こちらも挨拶を返します。犬を連れて通る人がりくを見つけてくれることもあり、言葉を交わすこともあります。声を掛けてもらっても、もう老犬なので聞こえないことなど話して、りくを理解してもらうようにしています。


 りくの左頬にイボができました。以前はそのうちポロっととれたのですが、今度のは根が深く、触ると嫌がるのでそのままにしています。獣医さんの話では、年を取るとイボが出るのは普通のことで心配ないとのことです。人間の場合のシミ・シワの類と思ってよいのでしょうか。