2019年9月7日土曜日

「紅春 143」

例のりくの通院騒動以来、東京にいる間はずっとりくの心配をしています。急に病状が悪化するとか、介護が必要な段階に入るとか、そういった状況を考えて気もそぞろです。兄から連絡もないまま、普通に翌月の帰省の時期になり、恐る恐る帰ったのですが、意外にもりくは元気でした。目の落ち窪みもさほどめだたなくなり、寝ている時間は多いものの、散歩となると大層活発に歩きます。まずまず元気で安心しました。今回はいつも配達時にりくをかわいがってくれているヨーカドーネットの宅配おじさんが来た時、見事に熟睡していたので起こせなかったのが残念だった程度です。また、残暑の厳しさは侮れないと思っています。

 先日、テレビで総合診療医が患者に症状を問いながら病名を当てるという番組があり、「何だか私の症状と似てるな」と聞くともなく聞いていると、見事に病名の一つと一致しました。その方も「とにかくだるい」というのが主訴らしく、家でごろごろしていたようですが、「やっぱりこれでいいんだな」と妙に安心しました。隣でまったりしているりくに、「姉ちゃんと涼しいところでごろごろしてようね」と声を掛け、何でもないことをするにも時間がかかるのは仕方ないなと諦観しています。りくも姉ちゃんも、もう年寄りだもんね。