2019年6月13日木曜日

「変形性膝関節症の治療について」

 膝痛で整形外科を訪れてからほぼ完治したと思えるまで、13カ月かかりました。この間、大腿四頭筋を鍛えほぼ良くなったと思ってもまたぶり返したり、歩いたり走ったりするのに支障はなくてもかすかな違和感を感じたりして、これはもうまったく元通りになることはないのかと思ったこともありました。正直に言うと、医者通いは3カ月以上前に2か月分の漢方を頂いて以来やめてしまいました。普段なら「もういいですよ。また何かあったら来てください」と言われるまで続けるのですが、行けば必ず薬が出るのでやめることにしたのです。

 もう一つの理由は、これも普段なら眉唾で聴いている健康番組の「膝痛の直し方」に妙に納得してしまったことにあります。すり減った軟骨は元に戻らないらしいので完治するはずはないのですが、先日、「同程度の軟骨の減り具合でも、痛みとして感じない人もいる」という言葉にビビビときました。よくわかりませんが、脳の神経回路の問題らしく、痛みとして感じなければ支障なく暮らせるということになります。なるほどと思い、番組で推奨していた方法を半信半疑で試してみました。まったく手間ではないし、とりあえず8日間でよいというので、だまされたつもりでやってみたのです。

 それはお風呂の中で行う方法なのですが、「バスタブに背を付け脚を伸ばして座り、太腿を膨らませるイメージで脚を突っ張る」というもので、20回ほど行えばよく、1回あたりどれくらい突っ張ればいいのか忘れましたが、5秒くらいで試してみました。なんとなくですが効果が実感され、8日目には以前より改善した気がしました。この方法が効いたのか、もともと治る時期だったのか断言できませんが、違和感がなくなったのは確かで、やめずに今も続けています。膝の痛みにはいろいろな原因があり、必ずしも誰にでも効くとは限りませんが、通院してだいぶたつのにちっともよくならないと膝痛でお悩みの方、一つの治療法として試してみてはいかがでしょう。