夏は祭りの季節です。大々的に行われる大きな祭りには全く関心がないのですが、家の近くで行われるこじんまりした盆踊りはなかなかいいと思うのです。いつも「子供盆踊り」から始まり、花火をあげたりしながら地域の愛好家たちが歌う歌に合わせて大人たちの盆踊りへと進みます。町内会が違うので「子供盆踊り」を踊ったことはありませんが、私が子供の頃から全く変わらぬ歌で続いており、明るくチャキチャキした感じが「懐かしいな」と思います。盆踊りが開催されるかどうか、いまだに昼間ポンポン花火をあげて知らせているというところはどのくらいあるのでしょうか。それを聞くと、「あ、今日、盆踊りあるんだな」と誰もが分かるのです。
今年この曲が鳴り出し、笛や太鼓の音が聞えてくる頃、りくに動きがありました。「行きたい」と言うのです。しかし、この祭りは陸にとって鬼門、以前パニック症状を起こしたきっかけともなった出来事です。連れて行きたくなかったのですが、何度もせがむので「それでは…」という気になり、「りく、トラウマの克服だ!」と、出かけることにしました。橋を渡って土手を下りて、そのあたりは時々散歩に行くコースなので全て陸の生きたいように任せましたが、結局盆踊り会場まで着いて、そのまますぐ戻ってきました。何ともありませんでした。りくも楽しかったようで、「よかったな、りく」と言ってすぐ寝かせました。これで今後パニック症状が出ないといいなと思います。