2018年7月7日土曜日

「テキストボックスによる会報の作成」

 このところ取り組んでいたのが、会報作成方法の簡略化です。ワードはもともと英文用の書式なので日本語の縦書きには合わないのですが、今はワードを使うしかなく、会報は縦三段組なので、横書きで作る場合の数倍の大変さがあります。委員の中にこのやり方に非常に熟達していて、いつもきれいに作成してくださる方(Tさん)がいるのですが、これは本当にもう脱帽で、私などはなかなかうまくいきません。言ってみれば、「ワード検定T流1級」くらいの方でないと、簡単には作れないのです。

 作成するのが難しいと思わせる理由は、タイトルがテキストボックスで二段抜きになっていたりすると、ちょっとした文字の増減で大きく画面が動き、せっかく作った体裁が壊れてしまうことにあります。そのうち、委員の中に「全体をテキストボックスでつくるのはどうか」というアイディアをもたれた方がいて、私はずっとその方法でうまくいくやり方を模索していました。或る時、これならなんとか簡略化できたかなと思える方法が見つかって、会員の他の方に試してもらうことになったのですが、ワードのバージョンが違っていたのでうまくいきませんでした。私のはワード2016、彼女のはワード2013だったので、新しいバージョンを読み込むときにすでにずれが起きていたのです。その後、もっと古いバージョン(97-2003)で保存したものを使ってみましたが、それでは古すぎて制約が多く、新しいバージョンのメリットが生かせません。

 だめかなあと思いつつ、もう一つのパソコン(ワード2010)で作り直し、もう一度試してもらうことにしました。そもそもパソコンを新しくしたのはそれがWindows 7だったためで、皆と合わせた時に私の画面がずれていることに気づいたからです。不安を感じながらも「作成キット」を送ると、完成版がおくられてきたのです。問題なくできたということで彼女も喜んでおり、私もとてもうれしく思い達成感を味わいました。とはいえ、このままうまくいくとは思っていません。練習と本番は違うのです。この方法で対処しきれない事例もでてくるだろうなと思いつつ、とりあえず特殊な技能を持たなくてもできるほどには簡略化できたことを喜びました。この方法が広がれば、誰でも比較的簡単に会報の編集ができるのではないかとの感触を持っています。