この猛暑でりくの散歩の体制が変わってしまいました。朝5時半ころ最初の散歩をするのは同じですが、いつもならっりくの強い希望で8時ころにもまた行き、よい季節の時であれば午後1時半ころまた行き、夕方4時半ころ私としては最後の散歩をしていました。私としてというのは、その後兄が帰宅してから7時半ころ、さらには「夜遊び」と称する夜中の散歩もりくの強い希望で行っていました。こう書いてみると、いかに家族がりくの散歩に振り回されているか、よくわかります。
ところがこの暑さです。昼下がりはおろか朝8時の散歩も到底無理で、一日中家でごろごろしています。夕方も6時に近づかないと暑すぎで散歩はできませんが、冷房の効いた中にいるりくは「もう行ける」とおもうらしく盛んに働きかけてきますが、「だめだよ。まだ行けないよ」と言い聞かせます。一度どうしても行くというので外に出たら、数十メートルで無理だったとわかり「だから言ってでしょ」ということがありました。
しかし私から見ると、りくはかなり暑さに強いと思えます。りくと家にいる時、ぎりぎりまで冷房を我慢して、「もう冷房入れようか」というのはいつも私の方で、りくは意外と平気にしています。人間でも幼児期から冷房のある時代に育った子供とそうでない子供は大人になっても暑さに対する耐性が全く違うと思うのですが、りくの場合は後者の典型で冷房嫌いだった父に鍛えられた結果なのでしょう。しかし、毛皮を着ているのですから油断は禁物、注意して見てやらなければと思っています。今は陽が沈む頃からの夕涼みがりくの楽しい時間です。水と蚊取り線香を置いた庭の定位置で、通る人や犬を眺めながら暗くなるまで過ごします。夜、「まだ入らない」と頑張るりくを家に取り込むのが大変です。