2018年5月5日土曜日

「補助的めがね二種」

 私は外出用の遠近両用眼鏡と読書用の眼鏡を持っていますが、ここ数年眼鏡を作っていません。それは、もう眼鏡を新しくしてもそれだけ見えるようになることはないからです。そのため眼鏡の購入には縁がないと思っていたのですが、夏を前にサングラスはあってもいいかなと思うようになりました。持病のため紫外線を避けるよう医者から言われているので、一年中日傘、帽子、マスクが欠かせない生活ですが、サングラスもないよりましかと調達することにしたのです。眼鏡についての関心が高まったのは本当に久しぶりで、いざ選ぶとなると結構のめり込んでしまいました。

 度数を計る必要がないサングラスをじっくり選ぶには通販が最適と、さっそく探し始めましたが、一口にサングラスと言っても多くの種類があることがわかりました。サングラスに関する私の知識は、「あまり濃いものにするとかえって光を取り込んでしまい、目に入る紫外線も増えるのでよくない」という程度のもの、とにかく紫外線をカットし、あわよくばブルーライト除去にも役立つものがあれば・・・というのが主な選択肢の観点です。当たり前すぎて失念していましたが、私の場合は眼鏡の上から掛けるのでそれ用の対応がなされたものでないといけないというのが、真っ先に考えなければならないことでした。そうなると、かなり大きく威圧的なものになってしまうようでサングラス探しは難航しました。跳ね上げ式のものもありましたが、運転するわけでもなく実際使わないだろうとこれはボツ。あとはレビューや購入者が付けた星の数が頼り。そのうちかなりの割引率ながら星の数が3.5に満たなかったため、よくないものかと最初は除外したものが目につきました。調べますと、評価が低いのは小さ目のサングラスだったため眼鏡が入らなかった人からの評価「1」のせいと判明し、自分の眼鏡の大きさを計りうまく納まることがわかると、これこそ探していたものだと思いました。偏光率も高く、紫外線カットはもちろんブルーライトもそれなりにカッとしてくれ、なおかつ調光仕様(太陽光の下では暗めに、暗いところでは明るめにガラスが変化する)という、うってつけのものだったのです。

 もう一つ気になっていた眼鏡は眼鏡というより掛けるタイプの拡大鏡で、最近よく聞くあれです。これは以前知り合いの購入者から聞き、試し掛けもさせていただいたのですが、倍率がいまいちで決心がつかなかったものです。倍率1.32倍、1.6倍に加えて1.85倍が出たのを知って、眼鏡屋さんに行ってみました。驚いたことにこの眼鏡は店頭の一番目立つところに置いてありました。残念ながら1.85倍のはその店にはなく1.6倍で試すしかありませんでしたが、それなりに大きくは見えます。私はもう紙ベースである程度の長さの文章を読む気力はないのですが、礼拝の時読む交読詩編だけはその場で読めるといいなと思っていたのです。移動日も近かったので、「ええい、ままよ」と、最大倍率で最近出たばかりのチタン色フレームの製品を取り寄せてもらうことにしました。フレームの色によっては通販で値引きされたものが売っているようですが、こうした場合一番恐いのは純正品かどうかわからないことです。もちろん直接本社から通販で購入することもできるでしょうが、住所の入力等煩わしいし、地方の経済活動に少しでも貢献できればという気もありました。使ってみた結果は、その場でどうしても読字が求められる時には便利ですし、何といっても当初の目的が叶えられたので、買ってよかったなと思います。今後これら二種の眼鏡は補助器具として役立ってくれそうです。