愛用してきたセブン&アイ・ホールディングスのネットスーパーが福島では3月12日以降サービス終了になります。これに換わる宅配サービスの解決がつかぬまま、とりあえず3月の帰省まではギリギリ大丈夫と思い込んで、帰省日の2日前に注文画面に入り、必要な品をどんどんカートに入れ、いざ「レジに進む」をクリック。しかし、いくらやっても「システムトラブル」の表示に跳ね返され、注文ができない。ちょっと青くなりました。アクセスが集中する時間帯だったせいか、あるいは配達日の天候が確実に雪となるせいか、まあそういう可能性はありましたが、とにかく注文できないのでは仕方ない。
慌てふためいて、次にしたのはイオンの宅配サービスの開拓ですが、こちらはあっさり「サービス区域外」と表示が出て、あえなく撃沈。いよいよ追い詰められてきました。自力で食料を調達しなければなりません。はっきりしているのは「雪が降ったら車であれ何であれ外出は控えた方が良い」ということですから、「これは悪天候になる前に1日予定を前倒しして帰るしかない」と結論しました。食料調達の目途がつかずに帰省するのは危険、すぐに兄に電話し、「明日帰省するとして、車が出せるかどうか」尋ねようとしましたがつかまらず、問い合わせメールを送り疲れ切って就寝しました。こんなに早く買い物難民の脅威が迫ってこようとは思わず、天気予報のチェックを怠ったことを悔やみました。
「いつでも大丈夫」という返事のメールが来たのはひと眠りした午前2時半。そのまま起きて、「今日帰る。午前中に買い物に行こう」と返信し、荷物まとめを始めました。その後は、新幹線が混んでいたこと以外は、順調に進みました。余談ですが、冬の旅行シーズンなのかここ2カ月ほど新幹線はかなり混んでいます。大宮から大量に乗って来る通勤客が通路にぎっしり立っていて、或る意味東京の通勤電車と同じです。以前はほぼ全員座って行けたので、「これじゃ、仕事が始まる前に疲れちゃうだろうな」とお気の毒でなりません。
帰省して、やりかけになっていたネットスーパーの注文をクリアしようとしたら、どうやってもできず、試しに配達時間を変更してクリックしたら画面が滞らずに進んで、注文できるではありませんか。でも届くのは明日の夕方なので、とりあえず今日明日2日分の食料を手配すればよいことになり、「これだと買い物もかなり楽」とホッとしました。十時半ころ兄と出かけ、灯油も買って帰ってきました。車が無ければ完全に買い物難民化することが身体に叩き込まれた出来事でした。今日の夜から雨の予報、そして雨は夜更け過ぎに雪へと変わるでしょうが、食糧の手配がついたのでもう安心。あとはこれがいつまで続けられるかです。地方とはいえ過疎地域でもないのに、この仕打ちはひどい。地方の人々が営んでいる生活を何だと思っているのでしょう。人間の顔が見えていないのです。低収益地域を切り捨てるセブン&アイ・ホールディングス、恨みます。