9月、10月は最高気温は高めながら、概して気持ちの良い日が多かったように思います。夏は暑すぎて、最低限の通院、最低限の買い物、どうしても必要な外出以外ほぼ何もできませんでした。これはもう冬眠ならぬ夏眠と言ってよいのではないでしょうか。しかもそれが今後常態化していく予感があります。
10月に帰省して、「よかった、ラッキー」と思ったのは、教会の礼拝後、研修会をもった後で芋煮会ができたことです。「今年はぜひとも芋煮会をやりましょう」と4月頃から話が出ており、それが実現した形です。南東北人の季節性ソウルフードである芋煮会は、いつも楽しい思い出と一緒です。山形、宮城でもそれぞれの発展を遂げているこの大鍋料理は、牛肉か豚肉か、味付けは醬油か味噌かでかなり違うようですが、 福島では豚肉・味噌味が一般的なようです。
本来なら芋煮会は川原でかまどを組んで料理するのですが、さすがに遠くなると参加できない人も出るので、今回は敷地内で行いました。消防の関係上、料理はすでに台所にて婦人会の方々のご尽力でできており、皆は会堂と伝道館の間の外のスペースに長机とパイプ椅子を出して、準備しました。絶好の快晴ながら、ちょうど会堂の陰になって涼しく、オープン・エアーの楽しさを存分に味わいました。私の記憶する限り、教会の敷地で芋煮会をしたのは初めてでしたが、これがコロナ以後皆で食事を共にする初めての機会になりました。クリスマスやイースターの祝会でも食事関係は全て自制してきましたので、本当に久しぶりだなと実感しました。食事を共にするのはどんな文化圏でも何等かの意味をもつことですが、教会ではなおさらで、聖餐ではないものの主イエスが弟子たちと食事を共にされたように、兄弟姉妹が同じテーブルで食事するのは特別に意味のあることだと感じずにはいられませんでした。楽しく、心地よく、全てに感謝の一日でした。